団員ポートレート(第2回)

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マーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)団員ショート・インタビュー

メンバー紹介第2回では、首席オーボエの吉井瑞穂と首席クラリネットのオリヴィエ・パテーが登場します。吉井瑞穂は、ベルリン・フィルのオーケストラ・アカデミーに所属後、MCOに入団。アカデミー時代から強い個性を発揮し、ヨーロッパの木管楽器の世界でも一目置かれる奏者として、広く認められています。MCO内では「ご意見番」的立場で、その存在感の強さによりオケ全体の志気高めることに貢献しています。当ブログでは、ツアー日記も担当する予定です。
オリヴィエ・パテーは、かのパリ・ギャルドに所属していたという変わったキャリアの持ち主。しかしその実力は広く認められるところで、この2月、アムステルダム・ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席クラリネット奏者にも就任しました。前回のMCO来日では、マーラー「交響曲第4番」の終楽章で、極めて印象的なソロを聴かせ、音楽ファンの話題を呼んでいます。

吉井瑞穂(首席オーボエ)
――ツアー中、リラックスするための必需品は?
「『名探偵ポワロ』のDVDとお茶!」
――音楽家でいて素晴らしいのは…?
「世界中の人々と出会い、素晴らしいひと時を作って、皆と共有できることです」
――他の楽器で、弾けたらいいな、と思うのは?
「ポップかジャズの歌手になりたい!」
――初めて大好きになった音楽は?
「ショパンのポロネーズ。アルトゥール・ルービンシュタインの演奏をCDで聴いたのですが、その録音は今でも持っています。ルービンシュタインのことは、心の底から尊敬し、賛嘆しています」
――音楽家でなかったら、何になっている?
「彫刻家、小説家、フィギュア・スケート選手のいずれかか、すべて!」

吉井瑞穂(よしい・みずほ)
鎌倉出身。14歳でオーボエを始め、東京藝術大学に入学。その後、カールスルーエ音楽大学に移り、トーマス・インダーミューレとジャック・ティスに師事。ジュネーブ音楽院では、モーリス・ブルグに教えを受けた。ベルリン・フィルのオーケストラ・アカデミーに所属し、アルブレヒト・マイヤーにも師事。同楽団のコンサートで頻繫に演奏した。マーラー・チェンバー・オーケストラには、2000年に入団。ゲスト奏者としては、SWR交響楽団、バイエルン放送交響楽団、WDR交響楽団、HR交響楽団、ブダペスト祝祭管、バンベルク響、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管に出演している。

オリヴィエ・パテー(首席クラリネット)
――MCOとの最初の共演は?
「2005年、パリです。私は当時、まだとても若く、オーケストラの経験が少なかった。この頃、ミュンヘン国際コンクールに入賞したので、当時首席奏者だったロマン・ギヨーがMCOに招待してくれたのです。プログラムはベートーヴェンの《レオノーレ》で、ミンコフスキが指揮しました。これが決定的な経験で、オーケストラがどんなに素晴らしいか理解したのです。それですぐにMCOに惚れこんでしまいました」
――MCOの何が素晴らしいのですか?
「皆が音楽に仕えようと、すべてを捧げる点、それにかける意志の強さですね。そしてお互いが友人として心から付き合えます。他にはない雰囲気です」
――忘れられない経験は?
「2010年1~2月の長期ツアーです。雪のザルツブルクで始まり、バーデン・バーデン、イタリア、スペインと回りました。長い試用期間の後、私はMCOのメンバーとなり、そこで未来の妻と出会ったのです!」
――ツアー中、ホームシックにならないための必需品は?
「MCOのツアーは、基本的にホームなので、家が恋しいということはありません。ただ、自分のiPadをインターネットにつなげられる環境が必要ですね。そうすれば、ツアーに同行していない家族や友達とコンタクトが取れます」
――初めて大好きになった音楽は?
「モーツァルトのクラリネット協奏曲です。子供の頃、クラリネットを勉強し始めた当初に、この曲に出会いました。寝るときにずっと聴いていましたね。ミニ・スピーカーを枕の両側に置いて、聴きながら寝つきました。この曲をソリストとして演奏する時は、いつも特別な気持ちになります。本当に私の一部です!」

オリヴィエ・パテー Olivier Patey
パリ高等音楽院で学ぶ。2003年にミュンヘン国際コンクールで最高位(第2位)獲得、2005年にニールセン国際音楽コンクールで優勝する。パリ・ギャルド・レピュビュリケーヌ管に所属した後、MCOの首席クラリネット奏者に就任。ロッテルダム・フィルおよびルツェルン祝祭管でもソロ奏者を務め、アムステルダム・ロイヤル・コンセルトヘボウ管の首席クラリネット奏者に就任。

ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ日本公演
6月15日(土)15時
軽井沢公演
軽井沢大賀ホール
曲目:ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」(独奏:クリスティアン・テツラフ)
ドヴォルザーク「交響曲第9番《新世界》」
問い合わせ:軽井沢大賀ホール 電話0267-42-0055
http://www.ohgahall.or.jp/concert/details.php?cid=1259&year=2013&mon=5&v=2

6月14日(日)14時
名古屋公演(名古屋国際音楽祭)
愛知県芸術劇場コンサートホール
曲目:シューマン「交響曲第3番《ライン》」
ドヴォルザーク「交響曲第9番《新世界》」
問い合わせ:CBC事業部 電話052-241-8118
http://hicbc.com/event/nimf/about/36th/20130616/main.htm

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